当社は、B-CASカードの不正改ざん事件で有罪判決が確定している男性２人に対し、５月９日、 損害賠償の支払いを求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。不正改ざん事件をめぐる民事訴訟は初めてです。


被告は、いずれも東京都内に住む37才と44才の男性です。

• 37才の男性は、B-CASカードの不正改ざんプログラムをインターネット経由で不特定多数の者に提供したほか、 自分でもB-CASカードを改ざんして有料放送を無料視聴したなどとして、 2012年10月京都地方裁判所から不正競争防止法違反などの罪で有罪判決を受け、判決は既に確定しています。
• 44才の男性は、「BLACKCASカード」と呼ばれる不正改ざんカードを、 インターネットオークションで6枚販売し12万円余りの不正な利益をあげたほか、 自分でも不正改ざんカードを使って有料放送を無料視聴したなどとして、 2012年10月京都地方裁判所から不正競争防止法違反などの罪で有罪判決を受け、判決は既に確定しています。

２人の行為は、放送のインフラであるB-CASシステムを脅かす行為であり、 民事上の責任も追及する必要があると判断し、提訴しました。

当社では、今後も、不正行為には厳正に対処していく考えです。